うつ病の方の復職支援「自社ならではの勘どころ」 | 人事評価制度・人手不足・人的資本経営(日々是人財)
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うつ病の方の復職支援「自社ならではの勘どころ」

うつ病の方の復職支援について

◆就業規則、休職~職場復帰のプロセスフローは
 すでに策定されていることと思いますが
 「自社ならではの勘どころ」も併記し、規則にも反映させることをお勧めします。

 ①うつ病は、他の病気と同様に、初動が最重要となります。
  医師選びは慎重にしてください。
 (会社指定の産業医など、時によってはセカンドオピニオンを)

 ②医師がいてくれるから・・・と任せきりにしないでください。
  主治医 会社 本人 同僚 家族 カウンセラーの「初動」連携が重要です。
 
  「職場のルール」に基づき、公平にすすめていくことが大事です。
   
 ③本人の現状をブラックボックスにせず、全体のバランスを明らかにすること。
  
  A 身体の不調は何処に出ているのか?(眠れない)
  B 気持ちや気分はどうか?(やる気が出ない)
  C 行動はどうか?(ゆっくり)
  D ものの考え方はどうか?(自己否定・こだわり)

 ④エゴグラム(SGE(自己成長エゴグラム)とCB-E(対処行動エゴグラム)など)
  ・・・芦原 睦氏(中部労災病院心療内科部長)
  などのツールなどを使って
  本人の対人、物の判断のくせ(傾向)をつかむ。
  本人が人生の何に適応できないか? 今後どう向き合っていくのか?
  視覚的なツールを使って本人が「自分の根っこと向き合う」作業を加える。

 ⑤あれもこれもと求めず、
  まずは身体のうつ症状から順番をおって一つずつ解決していく。
  (次に社会的機能の改善)

 ⑥身体症状がおさまり、本人が復帰するのだと決意したとき、
  (自分のために職場に戻るのだという意思 自己決定・自己責任)
  本人の対処行動を整理し、
  本人が[安全・安心」と思うところから職場復帰プランを立てていく。