世界でトップレベルの雇用環境・働き方の実現を目指して | 人事評価制度・人手不足・人的資本経営(日々是人財)
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世界でトップレベルの雇用環境・働き方の実現を目指して

政府の産業競争力会議 中間報告より
「世界でトップレベルの雇用環境・働き方」の実現を目指して

◆健康、ワーク・ライフ・バランスの確保と
 創造性発揮を両立させる労働時間規制への見直し

 年次有給休暇の未消化、恒常的な時間外労働等に象徴される
 「働きすぎ」の問題を抜本的に改善するとともに、
 「無限定」性の緩和により、女性・高齢者等の労働参加も促す。
 また、世界でグローバル人材が活躍する環境も踏まえ、
 時間で測れない創造的な働き方ができるようなシステムを構築する。
 このため、以下の取組を三位一体で行う。

 ①時間労働の抑制による労働者の健康確保の徹底
 ②休日・休暇取得によるワーク・ライフ・バランスの促進
 ③労働者の処遇確保を図りつつ、業務遂行について裁量をもって働く労働者が
  創造性を発揮できるような弾力的な労働時間制度の構築

 事業場内での過重労働に関するPDCAサイクルを構築し、
 管理職と従業員の双方が、時間を効率的に活用する
 意欲を高めることを基盤として、
 
 年次有給休暇の取得促進、時間外労働削減
 例えば、
 ①割増賃金のあり方
 ②労働時間の量的上限規制のあり方
  一定期間における最長労働時間の設定、
  勤務時間の間に一定の休息期間を設けるインターバル規制等
 ③労使間のイニシアティブのあり方
  使用者による休日・年次有給休暇取得に向けた実効的な仕組み等、

  様々な政策手法を組み合わせる等による抜本的な方策について、
  総合的に検討を行う。

◆時間で測れない創造的な働き方の実現

 IT化やグローバル化が進展し、柔軟な発想が求められる今日、
 「時間に縛られる」働き方からの脱却が求められており、
 労働時間の長さで成果を測り、賃金を支払うことは、企業側にとっても、
 働く側にとっても、必ずしも現状や実態に見合わない状況が生じてきている。

 このため、一律の労働時間管理がなじまず、
 自ら時間配分等を行うことで、創造的に働くことができる労働者
 (職務の範囲が明確で、高い職業能力を持つ労働者)に適合した、
 弾力的な労働時間制度=「時間で測れない創造的な働き方ができる
 世界トップレベルの労働時間制度」を構築する。

 その際、適用労働者の範囲のほか、休日・休息の確保や、
 事業場内での過重労働に関するPDCAサイクルの構築等、
 健康確保措置のあり方を含めた具体化を図る。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/bunka/koyou/dai6/siryou2.pdf