ACT アクセプタンス&コミットメント・セラピーについて | 人事評価制度・人手不足・人的資本経営(日々是人財)
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ACT アクセプタンス&コミットメント・セラピーについて

昨年の行動分析学会にて、アクセプタンス&コミットメント・セラピー
(ACT:アクト)第3世代の行動療法に出会いました。

武藤 崇先生からお話をお伺いしたご縁から、
「ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をはじめる
セルフヘルプのためのワークブック」という本を購入してまいりました。

ACTにおけるアクセプタンスとは、
ネガティブな思考や感情を追い出したりせず、
「今ここで何が起こっているのかよく観察」して、
ああ、自分はそう感じているのだね~。とただありのままに受けいれること。
そして、コミットメントとは、ネガティブな体験を逃避・回避することなく
(それを続けるとますます悪化する)
自分の人生で成し遂げたいこと、または大切に思う価値を
あらためて自分自身に宣言し、それに基づいた行動を選択していくこと。
このように理解しました。

自分自身に置き換えてみると。
モグラたたきのように不快な感情をたたいて潜り込ませたり、
「一緒に載っているバス」=頭の中から降ろそうとしたり。考えないようにしたり。
ずいぶん無駄なことをして来たことに気が付きました。

バスの乗客を企業のメンバーに置き換えてみると。
「この人のこの点は困るけれど、違う場面ではかえっていいことがあるし
そんなことよりも、他にもたくさんいいところあるよね~。」
となるはずなのに、自分の頭のなかとなるとすぐさま追い出そうとするとは。
人の頭のなかってやつは面白いものです。

追伸。
~しない。は行動ではないので、行動分析の際は標的行動にはなりません。
同じように緊張しない。も行動ではありません。

緊張しない。ためにはどうしたら・・・。

段階的エクスポージャーという手法が使われる時があります。
その時に、ACTの「今、ここ、ありのままの自分を観察する」行動は
『緊張する』という行動の拮抗行動(完全な拮抗ではないかもしれませんが)
が出現し、結果的に緊張が和らぐという図式になります。