60年事故がなくても・・・労働安全(リスクマネジメント)の視点より | 人事評価制度・人手不足・人的資本経営(日々是人財)
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60年事故がなくても・・・労働安全(リスクマネジメント)の視点より

本日は、社労士として「労働安全(リスクマネジメント)」の視点で書きます。

天竜川での大惨事。
「60年事故がなかったから」とは。
安全への認識があまりにもずさんで言葉もありません。

仕事柄、このような場面にかなりの確率で遭遇します。
>>「うちなんか、危険なものは扱っていないから」
   (確かにそのとおり危険なものは扱ってなさそうです)
 
   しかし、よくよくお伺いしてみると。
   「実は、このあいだ・・・」など、
            結構な確率で小さい事故が起きています。

   「では、ヒヤリハットのアンケートをとってみましょう」と言うと
    危ないところがたくさん出てきます。

ところで、
皆さんはハインリッヒの法則をお耳にしたことがおありでしょうか?

安全衛生のお話をするときには、必ずお話している項目のひとつです。

ハインリッヒ氏が
労働災害を統計学的な見地から調査し「1:29:300」
という法則を見つけた。

①ひとつの「大きな事故(今回のような大惨事)」の背後には
 29の「小さな事故」があり
 300の「事故には至らないがひやっとした・はっとした事例」が潜んでいる。

②上記の事態を引き起こすのは
 数千の「不安全な行動や状態」があったから。

今回の事故も例外ではなく
必ず「事故には至らないがひやっとした・はっとした事例」があったはずです。

ぜひ、みなさんにも
「事故には至らないがひやっとした・はっとした事例」について

いちど機会を作って書き出すことをおすすめします。

ご参考までに↓

安全衛生関係リーフレット等一覧
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/