物の動きを明らかにすると見えてくること | 人事評価制度・人手不足・人的資本経営(日々是人財)
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物の動きを明らかにすると見えてくること

本日は、物の動きを明らかにすると見えてくること。について考えてみたいと思います。

とある工場で・・・管理職のお話から。

「朝一番の仕事にスムーズに取り掛かるには、
 一日の終わりに仕掛品を作っておくこと。
 仕事ができる人は自然とそのことをやっているね。」

 ※仕掛品とは⇒原材料を加工したもので、製造途中にある製品のこと。

本日は、製造現場を料理現場?に置き換え、
物の動きを明らかにしたあと、
どのような仕掛品が発生しているのか?に着眼してみます。

事例(玉ねぎ)

 ①原材料を可食部だけにする(玉ねぎ)
 ②原材料を切るだけ加工(玉ねぎ千切り・玉ねぎを櫛切り)
 ③切った原材料を加熱せず加工(玉ねぎドレッシング)
 ④切った原材料を加熱して加工(玉ねぎの味噌汁・肉じゃが)
 ⑤完成品の一部を別の料理にアレンジ(肉じゃがのじゃがいもだけ取り出しポテトサラダ)

仕掛品を調べてみると
①と②の仕掛品はほとんどありませんでした。

製造現場にたとえると
仕掛品の数量が偏っており、物の流れがスムーズでないことは一目瞭然です。
※多すぎる仕掛品がないか?もチェック。

そこで①と②の仕掛品を増やすようにします。
特に②は冷凍庫に入れることである程度鮮度を保つことができます。
冷凍になじみそうなものは何でもストックすることができます。
 (きのこ・にんにく・生姜・かぼちゃスライス・筍千切り)

物の動きを明らかにすること。
製造現場のみならず、何故だかうまくいかない・・・という案件があるときに。
とても有用な方法です。

セミナー事例より http://acco-sr.com